「‥‥ん‥‥あっ‥‥ぁあ‥‥っ」
カカシが腰を動かす度、ベットがギシギシと音を立て繋がるそこから粘着質な水音と喘ぐサクラの声が響く。
それと同時にサクラの体が揺れる度、首につけた首輪の鈴がチリンチリンと可愛くなった。
*
*
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今年の誕生日は何が欲しい?
誕生日が近付いて来たカカシにサクラがそう尋ねたのは数日前。
しかしカカシの答えは毎年決まっていて、今年もまた定番の答えを口にする。
「サクラ。」
「もー!それは去年も一昨年も聞いたわっ。」
カカシがさらりと言いきるとサクラは真っ赤になって感情を荒げてそう叫んだ。
「でも、今年もそれがいいよ。」
「だけど私だって好きな人の為にプレゼント選びしたいもんっ。
他に何か欲しいものないの?」
「ケーキはサクラが好きなのを買ってくるからいいじゃないか。
ケーキ選ぶのだってサクラ何十分も悩んでる訳だし。」
「だ、だって‥‥先生ケーキあまり食べないし‥‥私が食べるならおいしいの食べたいじゃない。」
恥ずかしそうにもじもじと言うサクラを見てカカシは苦笑し、その頭を撫でた。
「だったら‥‥欲しいものがあるんだけど‥‥それを一緒に買いにいってくれる?」
「え?う、うん!行く!」
にこりと笑ったカカシにサクラは嬉しそうに首を縦に何度も振った。
そしてサクラがその数日前の自分の言動を後悔したのは、カカシの誕生日当日だった。
連れてこられたのは見るからに怪しい店の前。
『コス☆プレ館』と大きく看板のあがったそこにカカシは躊躇う事なくサクラの手を引いて中へ入って行く。
「あ、カカシさんいらっしゃい♪」
「ああ、こんにちは。」
店長らしいチィナドレスを着た体格のがっちりした男と何やら親しげなカカシにここの常連的な雰囲気を感じ取りサクラは硬直した。
何度か制服プレイなるものを強要されたことがあったのだが‥‥どうやらその出所はここだったらしい‥‥。
「あら‥‥こちらの可愛い女の子は?」
「あ、オレの彼女。今日はこの子に合った服が欲しいんだ。」
硬直したままのサクラを店長の前にずいと差し出してカカシはにこりと笑う。
男(?)はサクラをまじまじと見てからふふんと笑う。
「あるわよ。人気のアニマルセットが。カカシさんもお気に召すと思うけど。」
「じゃ、早速それを♪」
「わかったわ。ちょっと待っててね♪」
男(?)が奥へと引っ込んだ後、カカシはサクラの方へ向き直った。
「じゃあサクラは‥‥俺に合いそうな服、選んでくれる?」
「え?」
カカシの言葉にやっと我を取り戻したサクラはぱっとカカシの方を振り向いた。
「ほら、サクラばっかりコスプレさせるのも毎年恒例じゃない?
だから今年はちょっとだけスパイスを加えて、オレもコスプレしてみようかと思って。」
「こ,この中から選ぶの?」
周りに陳列されている服は何やら普通の服とは明らかに違う。
この中からカカシに合う服を見つけるなんて出来ないよ‥‥と訴えるサクラの目を見てカカシはニコニコと笑った。
「何でもいいよ。サクラが選んだのを着るから。
だからサクラが欲情する様な服を探してよ。」
「‥‥よっ!!?」
カカシの言葉に顔を真っ赤にしてサクラは酸素不足の魚の様にパクパクと口を開いた。
「毎年恒例なんだからさ、サクラだって分かってるでしょ?
帰ってご飯食べてケーキー食べてお腹を満腹にさせてお祝い終了したら、即ベット・イン♪
サクラだって今晩泊まってってくれるんだよね?」
「う‥‥‥ま、まぁ‥‥それは‥‥‥」
「大丈夫♪‥‥今日は最高に良くしてアゲルから♪」
サクラの腰に手を回し、引き寄せたカカシは空いたもう片方の手で服の上からサクラの胸の先端を指でこそばした。
「‥あ‥‥や‥‥ちょ‥‥っ‥‥ちょっと‥先生!」
下半身にじんわりとうるみを感じたサクラは慌ててカカシの手を振り払った。
「み、店の中で何するのよ!」
「はは‥ごめんごめん。それじゃあ早く選んじゃって帰ろうか。
サクラだって続きして欲しそうだしねぇ‥?」
「も、もう!そんな事ばかり言って先生の馬鹿!エッチ!」
「サクラが構いたくなる程可愛いのが悪いんだよ。」
笑いながらカカシはサクラの手を引いてMen's品が置いてあるコーナーへと向かった。
「サクラ可愛い〜♪」
「‥‥‥‥‥」
食事を終えた後、買って来た服に着替えた二人。
サクラは白い可愛らしいドレスと頭にふわふわの猫ミミがつけられたいた。
そして対照的にカカシは全身黒づくめ。頭には可愛らしいウサギのミミがつけられていた。
少しはだけた胸元からちらちらと見えるカカシの素肌を見ない様にサクラが目をそらしていると、カカシが無理矢理自分の方にサクラの顔を向けさせた。
「オレはどう?可愛い?」
「‥‥う、うん‥‥」
真っ直ぐに見つめられサクラは頬を赤らめながらこくりと頷いた。
「構いたくなる‥‥ぐらい‥‥?」
「‥え?」
「だから‥‥イロイロ触ってみたいとかそういう欲情サクラはないの?」
サクラの前に立っていたカカシはサクラの手をつかんで開いた胸元からサクラの手を入れ自分の胸元へ持っていく。
そんなカカシの行動と、手にあたったカカシの胸の突起物にサクラはドキンとした。
そして赤い顔を更に赤くして顔を逸らす。
「‥な、ないわよっ!そんなの!」
顔を背けていたサクラはその言葉にカカシがにやりと笑ったのを見ることはなかった。
「そうだよね。サクラは触るよりいじられる方が好きだもんね。」
「‥‥!?」
サクラがぱっと顔を上げると既に近付いていたカカシに口を塞がれた。
「‥‥ん!‥‥あ‥‥っぅ‥‥んん」
閉じたサクラの唇を舐める様に吸い上げ、閉じられた口に舌を割り込ませようと動かすカカシはサクラに口を開く様に促していた。
サクラがおずおずと口を開くと待っていましたとばかりに強引に侵入され、口内を貪る。
それと同じくして動くカカシの手は服の上からサクラの体のラインをなぞって行く。
太ももからゆっくりと大きな手が這い上がり腰のくびれをなで上げた後サクラの腹を撫で胸を巡り再び先程の道順をたどって降下する。
時折執拗に一カ所をまさぐりこそばす様に指を動かすカカシにサクラの体は何度もびくびくと反応した。
「んんっ‥‥‥は‥‥ぁっ」
サクラを解放したカカシは力があまり入っていないサクラの体を左手で支えながら、右手をスカートのそのまた奥にある下着に伸ばしサクラの割れ目をなぞった。
「‥あ‥っ」
「下着の上からでも濡れてるのが分かるよ。アレだけでサクラ感じちゃったんだ?
‥‥それとも‥‥これからナニされるか想像してゾクゾクしてる?」
「‥‥ち、ちが‥‥あぁっ‥‥!」
カカシは下着の間から指を入れサクラの中に差し入れた。
くちゅりと音を立てて濡れたサクラの中はカカシの二本の指ををにゅるりと飲み込んでいく。
「いやらしい子猫ちゃんだね。こんなにびしょびしょにしちゃって。」
「‥‥ぃや‥‥あ‥‥‥‥」
くちゅくちゅと音を立てながらサクラの中を暫くかき回した後カカシはその手を抜き、しゃがみ込んだ。
そしてサクラのスカートを捲り上げ、サクラの下着をずらしサクラの足を広げさせ愛液の溢れるそこを覗き込んだ。
「やぁあ‥‥」
足を閉じようと足をもじもじさせるサクラだったが、カカシはそんな抵抗すら気にせずサクラの中心に顔を近づけしゃぶりつく様に舐め始めた。
「‥‥ひぁあっ‥!」
「‥‥ん‥‥ほら‥‥綺麗にしてやってるんだからじっとして‥」
「ああっ!‥‥そ‥‥な‥‥とこやぁ‥‥っ!」
愛液を舐めとり、吸い上げるとサクラは甘い声で鳴いてびくんと体を震わせる。
がくがくと震える足はかろうじてまだ本来の役割を果たしてはいるが、サクラはカカシの頭を支柱の様に両手でつかんでいた。
サクラの吐息は熱く荒い。その意識も理性を保っていられる程の余裕もなく、カカシが中へと差し入れる指を抵抗せずに受け入れる。
カカシもくちゅくちゅと音を立てて中をかき混ぜては、溢れる愛液を舐めては吸い上げた。
「あ‥‥せ‥‥んせっ‥‥い‥‥やんぁ‥‥‥あっ‥‥‥‥あぁ‥!」
「それじゃあ一回楽にしてあげようか。」
サクラの中から指を抜きカカシはよっこらしょと腰を上げた。
潤んだ瞳で困った様にカカシを見上げるサクラに苦笑してカカシは片手をサクラの腰に回ししっかりとサクラの体を支えた。
そしてまだサクラの愛液で濡れた指を舐めてから、再びその指をサクラの愛液で濡れたそこへと運ぶ。
そうして唾液で濡れたその指で、そこにある突起物を撫でこする。
「あ‥‥そこ‥‥ダメ‥‥っ!」
「ダメって‥‥ここも触って欲しかったんでしょ?」
「‥‥やっ‥‥あ‥ん‥‥っ」
「ヤメてもいいよ。その分サクラが辛いだけだと思うけどねぇ‥‥」
「‥‥ぁ‥‥止‥‥めちゃ‥‥‥ぃやぁ‥‥っ」
カカシの体にすがる様に捕まっているサクラの懇願にカカシはにこりと笑い、返事の代わりに指の動きを早めた。そうして暫くするとサクラは一際高く鳴いてぐったりとカカシの腕の中に倒れる様に収まった。
そんなサクラを抱き上げカカシは寝室へと向かった。
サクラをベットの上に寝かせ、ズボンのチャックを降ろし納まりの効かなくなった自身を外気にさらす。
それから未だ先程の余韻でぐったりしているサクラの足をMの字に折り曲げて、カカシは愛液の溢れるそこに自身をゆっくりと埋め込んだ。
「‥‥‥ん‥‥っ」
「‥‥あー‥‥サクラん中‥‥やっぱりいいね。」
にへらと笑うカカシはサクラの中に根元まで差し込むと、本能のままに腰を動かし始める。
サクラの中を動く熱はいつもより荒々しく、獣のそれのようであったが、サクラの体はいつも以上に感じていた。
「あ‥‥ふっ‥‥ぁああっ‥‥!」
ぐちゅぐちゅと粘膜質な水音と、ぶつかり合う肌の音が響く。
サクラの首についた鈴もカカシに与えられる振動で揺れチリチリと鳴った。
先程の余韻はもう消え、与えられる快感に再び体の神経全てが集中する。
「あ‥んっ‥‥んっ‥‥せ、ん‥‥せ‥‥そんなにしたら‥‥‥ああ‥っ!」
「ん‥‥っ‥‥オレも‥‥気持ちいい‥。」
「は‥‥んっん‥‥‥んっ‥‥‥‥‥あ‥‥‥うっ‥‥‥」
サクラの足を持ち上げカカシはつながりを解かず腰を動かしながら、サクラの体を反転させて四つん這いにさせる。
それからスカートをまくり上げ可愛らしいお尻を撫でながら、カカシは律動を続ける。
時折リズムと動きに変化を付けながらカカシは確実にサクラを高みへと導いてた。
「はぁ‥‥ああっ‥‥あっ‥んっ‥‥ああっ」
チリリン‥
チリチリン‥‥
サクラの首元で揺れ可愛い音を立てる鈴を見てカカシは体を前に倒し、サクラに被さる様な格好になって、サクラの目を片手で覆った。
「な‥‥何‥‥?」
「視覚がなくなると人は他の感覚器でそれを補おうとして他の感覚が優れるのは知ってるよね?
それに見えない分想像するし、余計に感じちゃうんだって。
ねぇ‥‥サクラの耳に聞こえる音はどんな音してる?」
視界は塞がれ、状況を知るのに頼れるものは全身の神経と聴覚。
聴覚は自然と周りの音に集中し、結合部の神経も研ぎすまされる。
『ぐじゅぐぷ、ちゅぷちゅぷ』と愛液の溢れるそこを往復する大きなカカシの自身と愛液が奏でる音、『ぱんぱん』とカカシの肌とサクラの肌がぶつかる音、体が揺れるたびにギシギシと軋むベットの音とチリチリと鳴る鈴の音。
そのどれもがいやらしく羞恥を高めサクラの感覚をも高ぶらせ、快感がびりびりと全身を巡る。
「ああっ‥‥‥すご‥‥‥い‥‥。せん‥‥せ‥‥っ‥‥すごく‥‥‥ああっ!」
「ん‥‥‥締め付けも‥‥いつもより凄い‥‥ね。」
上り詰める感覚にサクラは自らも自然に腰を動かす。
「オレも‥‥いきそーだけど‥‥ほらせっかくオレの誕生日だし‥
‥ニャンコなサクラの頑張ってる姿眺めながらイきたいんだけど‥‥いい?」
サクラの目を覆う手をどけてそう囁きかけると、快感に溺れたままサクラはカカシを振り返りうんと頷いた。
カカシは嬉しそうに微笑むと一度サクラの中から自身を引き抜き、サクラの横にごろんと横になって、横にいるサクラを自分の上に導いた。
サクラは恥じらいながらもカカシの上に股がってスカートを持ち上げる。
そして欲しくてたまらないカカシ自身を片手で自分の中へ導こうとするが、スカートが邪魔してよく見えず、挿入にもたついているとカカシが手を伸ばし片手で自身を固定する。
そしてもう片方の手をサクラの腰に手を当て、ゆっくりと腰を落とさせる。
「あ‥‥‥っんん‥‥‥」
ゆっくりと中に入ってくるカカシ自身の膨張感。大きくて熱くて固い。
カカシ自身を全て受け入れてサクラは腰を動かし始める。
カカシと同じく‥‥激しく荒々しい獣の様にサクラは本能のみで動いていた。
「サクラ‥ッ‥‥スカート持ち上げてて。
サクラと繋がってるとこ‥‥見えない‥‥から。」
腰を動かしながらサクラはスカートの裾を持ち上げ胸元で抱きしめる様につかんだ。
カカシはサクラの中を往復する自身を見て満足したかの様に笑い暫くはされるがまま、サクラの腰に手を当てて動かずにサクラの乱れる様を見ていた。
「ああんっ‥‥はぁ‥‥あっ‥ああっ」
「ん‥‥っ‥‥サクラすごくいいよ‥‥。」
「はっ‥‥あ‥‥たし‥‥もっ‥!‥」
呼吸が一段と荒れて始めたサクラに絶頂が近い事を悟ると、サクラの腰を抱えたままカカシも腰を激しく上下に動かした。
「‥‥んぁ‥‥ああっ‥‥あっ‥‥ふああぁっ!」
スカートをぎゅっとに握りしめ、一際大きな歓喜の声を上げてサクラは大きくのけぞった。
同時にカカシの自身を締め付ける収縮にサクラの最奥に突き入れた後カカシの動きも止まった。
「く‥‥‥‥うっ」
そうしてカカシは白濁した欲望をサクラの中にはき出した。
「はぁ‥‥‥はぁ‥‥」
カカシの胸に体を預けぐったりとしたサクラの体をカカシは優しく抱きしめよしよしと撫でる。
カカシ自身はまだサクラにくわえ込まれたまま、離れる事を嫌がる様に締め付けられている。時折まだ痙攣するその中に、カカシの自身もまた反応を示した。
「はぁ‥‥‥」
カカシの胸に身を預けていたサクラの息も少しづつ治まって、サクラの意識も正常さを取り戻しかけていた。
優しく撫でられるその優しい行為に甘える様に抱きついていると、サクラの背中の方から『ジー‥‥‥』とファスナーが降ろされる音がしてぱちりと目を開け、カカシの顔を覗き込むとカカシはニコニコ笑っていた。
「にゃんにゃんサクラは十分美味しく頂いたから、次は普通にエッチしよう。」
「で、でも‥‥ちょっと休んでからでも‥‥」
「前戯もあんまりしてなくて舐めてないとこいっぱいなのに‥‥オレもサクラもまだこれからでしょー。」
サクラの服をするりと脱がし,カカシも上着を脱いでサクラを後ろに押し倒して立ち位置を逆転させた後、つながりを解いた。
「‥‥ん‥‥」
カカシが自身を抜くとどろりと白く濁ったカカシのものと透明なサクラの液がこぼれ落ち、カカシは軽くそれをティッシュで拭き濡れた自身も綺麗にした。
サクラの目にふとそんな様が視界に入って、目を背けようと思ったのだが反り上がったカカシの自身を見て目を背ける事が出来なかった。
その様子に気付いてカカシが笑う。
「サクラのエッチ。すぐにあげるから欲しそうに見ないの。」
「ち、ちがうもん!ま、まだ元気だから‥‥」
「そりゃ‥‥し足りないし‥‥サクラ見てるとムラムラするし元気にもなっちゃうよ。」
サクラの上に被さるとカカシは軽くちゅっとキスをした。
「誕生日が終るまでにはまだ時間はあるよ。
それまでは‥‥たっぷりプレゼントを味合わせてもらわないとね♪」
だけどカカシの誕生日じゃなくても‥普段の日でもやる事が派手に変わる訳でもない。
そういう理由に託つけてカカシがよりスキンシップを求めてくるのなら、サクラも特別な日だと言う事に託つけてたまにはカカシに合わせてやろうかという気持ちになった。
「じゃ‥‥いいよ。今日は先生の好きにしても‥‥。」
「え?」
「先生に求められるのは‥‥‥嫌じゃないもん。」
カカシの首に腕を回してサクラは微笑んだ。
だが次の日にその言葉を後悔する羽目になることに‥‥やはり幸せ気分に浸っているサクラは気付いてはいなかった。
ー end ー
申し訳ございません。私の脳内カカシは変態です。(きっぱり)
そして常に変態カカシの相手をするサクラちゃんは苦労してるはずですよねvv
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